研いだお米を炊飯器にセットして炊いた時に、炊きたてご飯をいざ食べようとすると出来上がったご飯がべちゃべちゃでがっかりした経験はありませんか?
もしあなたの炊いたご飯が期待以上に柔らかくなってしまったら、以下のアイデアで美味しく再生出来るかもしれません。
- 電子レンジでの加熱
- 再度の炊飯
レンジや炊飯器での再加熱で余計な水気を取り除けば、完璧なご飯にはならないものの、ぐっとその質を改善することができるのです。
この手間がめんどくさいと感じる方には、別の料理にリメイクする方法もご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
柔らかく炊けすぎたご飯のお勧めのリメイク料理は次のようなものがあげられます。
- チーズリゾット
- お粥
- 炒飯
- ライスコロッケ
- 焼きおにぎり
- 自家製甘酒
柔らかすぎるご飯を活用して、美味しい料理へとリメイクしたいと思う方は、これらのアイデアを試してみてください。
ご飯がべちゃべちゃになってしまった理由は?
炊飯器を利用したときに、柔らかすぎるご飯が炊けてしまう状況が発生する主な原因には、以下のようなものがあります:
- 使用した水の量が適切でない
- 新米を使ったのに、いつもと同じ水加減で炊いた
- 炊飯器の設定に誤りがあった
- 水に浸す時間が長すぎた
- 使用した米に欠陥があった
炊きあがったご飯が柔らかすぎると感じたら、次に炊くときにはこれらの点を見直してみてください。
また、炊飯器を使わずに、電子レンジを活用してご飯を炊くというのも一つの手です。
電子レンジ専用の炊飯器を使えば、例えば1人用のご飯でも手軽に作る事も出来ますし、ご飯以外の他の料理も同時にこなせるので非常に便利です。
興味があれば、この方法もぜひ試してみてください。
電子レンジを使ったご飯修復テクニック!
電子レンジを活用したご飯の修復方法をご紹介します。
まず電子レンジ対応のお皿に、ご飯を均等に広げます。
この時、ラップは使用せずにそのまま電子レンジで加熱しましょう。
ご飯を平らにすることで、加熱時のムラを防ぎます。最初は1分程度加熱して、その後の水分の飛び方を見ながら、30秒ごとに時間を追加してください。
この方法では、ラップをせずに加熱することで余分な水分が逃げ、もともと柔らかすぎたご飯が改善されます。
電子レンジを使うと、水分量を目で確認しながら調整できるので、ご自身の好みに合わせたご飯の硬さに仕上げることができます。
炊飯器の再加熱を使ったご飯の修復テクニック!
炊きあがったご飯をお皿への移し替えるのが面倒な場合は、そのまま炊飯器を使って柔らかすぎたご飯から余分な水分を取り除き、再び美味しい状態に戻す方法があります。
手順は非常にシンプルです。
炊飯器の内釜でご飯を軽くかき混ぜた後、フタを閉めて炊飯ボタンを押すだけ。
この方法で、ご飯内の余計な水分が飛び、元の食感に近づけることが可能です。
もし炊飯器に再加熱機能があるなら、その機能を使ってさらに効率良く水分を減らすことができます。
この方法ならば、短時間でご飯を適切な状態に戻すことが期待できます。
ただし、ご飯が非常に水っぽい状態の場合は、再加熱する方法でも思い通りの炊き上がりには修復できないかもしれないのでそういう場合に、次の章であげるようなごはんのリメイク料理をお勧めします
いくら失敗してしまったご飯でも、それを食べずに全部処分してしまうのはもったいないですもんね。
柔らかすぎるご飯を美味しく再利用するアイディア
もしもあなたがご飯を炊く際に水の量を誤ってしまい、結果としてべちゃべちゃのご飯ができあがってしまったとしても、まだ美味しく食べる方法はあります。いくつかのアイディアをご紹介しましょう。
リゾット
まずは、ベーコンと玉ねぎを軽く炒め、塩とコショウで味を整えます。
その後、柔らかいご飯を加え、牛乳とコンソメを投入。全体がグツグツとなったら、仕上げにチーズを加え、さらに胡椒で味を調えましょう。
牛乳の代わりにホールトマトを使用すれば、風味豊かなトマトリゾットに変身します。
雑炊
雑炊は、だしをベースに、卵と小ねぎを加えて煮込むだけで簡単に作れます。べちゃべちゃご飯もこの方法なら、さらさらとした美味しい雑炊に生まれ変わります。
リゾットや雑炊ならば食欲がない日の朝でも選んだ食材により、胃腸に優しいご飯が食べられるのも良いですね。
チャーハン
柔らかいご飯を使ったチャーハンは、フライパンに油を熱してから、ご飯を強火でサッと炒めることがコツ。
鍋肌がしっかりと熱くなっていることが重要です。
この時、ご飯を一度にたくさん入れすぎるとフライパンの温度が下がり、水分が飛びにくくなってしまいますので、その点には特に注意して作ってください。
ライスコロッケ
べちゃべちゃご飯がグルメな一皿に変わる魔法のレシピです(おおげさ?)。
まず、ご飯にケチャップを混ぜて味をつけ、好みのチーズを中心に包み込んで丸めます。
チーズ以外にはミートソースなどの具材を入れるのも良いですね。
次に、通常のコロッケ作りと同様に、小麦粉、溶き卵、そしてパン粉を順番にコーティングし、油でカリッと揚げましょう。
べちゃべちゃだった失敗ご飯がイタリア発祥のライスコロッケ(イタリア語ではアランチーニ(小さなオレンジ)へと生まれ変わります。
イタリアではなんと、このライスコロッケにビターチョコを加えて揚げ、グラニュー糖をまぶしたドルチェバージョンもあるそうですよ。そちらもちょっと気になりますね♪
焼きおにぎり
このアイディアすぐに作る事が出来る簡単なリメイク法です。
べちゃべちゃご飯をしっかりと握り、フライパンに油をひいて、ご飯の両面を軽く焼きます。
その後、醤油を塗り、再度焼き色をつけます。
この工程を数回繰り返すことで、外はパリッ、中はもちっとした焼きおにぎりが完成します。
香りを高めたい場合は、ごま油の使用をお勧めします。
甘酒
甘酒には麹を入れて作るノンアルコールタイプの甘酒と酒粕を使って作るタイプの物がありますね。
麹を使って作る甘酒の作り方
柔らかく炊けたご飯にお湯を加えどろどろのお粥くらいの硬さにした後、ほぐした麹を混ぜて炊飯器の保温機能を使い6~8時間ほど保温して作ります。
保温する時には蓋は開けたまま、ご飯の乾燥を防ぐために布巾をかけるのを忘れないでくださいね。
6~8時間程保温してみて好みの甘さになったら出来上がり。
麹の量や保温する時間の長さが長くなるほど甘みが増します、私は24時間保温で麹甘酒を作ったことがありますが、かなり甘い甘酒になりました。
それでも、砂糖のようなくどい甘さにはならないのが良いんですよね~
ご飯のつぶつぶが気になる方はフードプロセッサーやミキサーにかけて滑らかな状態にすると飲みやすいですね。
酒粕を利用した手軽に作れる甘酒の作り方
べちゃべちゃご飯を鍋に入れ、水を加えて火にかけ、ドロドロになるまで煮込みます。
この状態で酒粕をご飯の半分の量加え、砂糖を好みの甘さに調整して混ぜ合わせます。
均一に混ざったら、フードプロセッサーでさらに滑らかにして、冷やして完成です。
麹で作る甘酒のように発酵させる時間がないのですぐに作れて手軽に楽しむことが出来る甘酒の作り方です。
飲む際は、お好みで薄めてください。
ここに上げたようなアイディアを試せば、べちゃべちゃのご飯も新たな美味しい料理へと生まれ変わります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
炊きあがったご飯がべちゃべちゃだった時どうする?:まとめ
べちゃべちゃご飯になってしまった時の対処法と、美味しくリメイクする方法をご紹介させていただきました。
炊きあがったご飯が柔らかすぎても、レンジを使った方法や炊飯器での炊き直しで、ご飯を元の状態に近づけることができる可能性があります。
電子レンジではラップをせずに様子を見ながら加熱する。
炊飯器ではご飯をかき混ぜた後、再び炊飯ボタンを押すだけ
これで余分な水分を飛ばし、通常のご飯の炊きあがりに近づける事が出来るので試してみ診てください。。
もし、それでもご飯の状態が改善されない場合は、リゾット、雑炊、チャーハン、ライスコロッケ、焼きおにぎり、甘酒といった様々なリメイク料理に挑戦してみましょう。
これらの方法なら、ご飯のやわらかさも気にならず、しかも新しい美味しい料理へと生まれ変わらせることも出来ますね。
ここでご紹介した方法はどれも簡単に試せるものばかりですので、万が一ご飯をべちゃべちゃにしてしまっても、諦めることなく挑戦してみてください。
もしも、失敗が1度だけでなく柔らかいご飯の状態がいつも続くようならば、実は炊飯器が故障しているなど炊飯器側の問題があるのかもしれません。
その場合、新しい炊飯器の購入を検討するのも一つの解決策です。
折角買った美味しいお米を最大限に活かすためにも、炊飯器選びにはぜひこだわってみてくださいね。
炊飯器選びにはこちらの記事も参考にどうぞ。
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