0800番からの着信にどう対応すべきか？0800の意味と通話料の扱いについて

近頃、うんざりするほど迷惑コールや迷惑メールが増加しています。

この間、私も「0800」という見慣れない番号からのコールを受けました。かなり怪しげだったので、その着信をスルーしてしまったのですが、その後何となく気になり、その番号についてもう少し深く調べてみる事にしたのです。

0800番は無料通話用の番号

さて、0800番が何を意味しているのか明らかにしましょう。実は、0800番はフリーコール用の番号として設定されています。

一般的には0120がフリーダイヤル番号としてよく知られていますが、最近では0120で始まる番号が少なくなっている模様です。

この状況を受け、0120の代わりとなる新たなフリーダイヤルとして0800番が用いられるようになりました。

最近、0800で始まる番号からのフリーダイヤル通話に応答してしまったとき、通話料についてどうなるか気になりますよね？

ここでお伝えしたいのは、その通話料は完全に相手負担となるということです。

ですから、通話料に関する請求が自分に来ることはないので、心配無用です。

さらに、0800や0120といったフリーダイヤルへ発信した場合でも、やはり通話料は相手が負担することになっています。

これについては、総務省のウェブサイトにも明記されています。

通常、電話をかける側が料金を負担しますが、「0120」「0800」で始まる番号への通話の場合、その料金は受け取る側が支払うことになっているのです。

引用元: 総務省公式ウェブサイト

もし0800で始まる電話番号からの着信があれば、ほとんどの場合、何らかのセールスや営業の電話であると考えても良いでしょう。

主に次のような内容で電話がかかってくることが多いです：

しかし、非常にまれに、既に契約しているサービス提供者からの支払い遅延に関する通知である場合もあります。

例として、関西電力や楽天モバイルからの滞納連絡などが挙げられます：

料金の支払いを忘れていたり、滞納している場合は、これが料金関連の連絡である可能性があります。

着信が頻繁にあり、長期間にわたって続く場合は、重要な連絡である可能性が高いです。非常識な頻度で着信がある場合には、受けた電話番号をインターネットで検索し、どの業者からのものか確認することをお勧めします。

0800で始まる番号から電話がかかってくると、初見では携帯電話からの着信と勘違いしやすいですね。特に、080で始まる番号の携帯電話のものと非常に似ていますが、その直後に0が来ることは携帯番号ではありません。

興味深い事実として、080の直後に再び0が続く番号は携帯電話のものではないという点です。これは、特に緊急性がない限り、無視しても問題ないことを示しています。

それでは、0800から電話があった際の適切な対応方法について見ていきましょう。

この対応方法の要点は、最初に相手が誰であるかを確認することです。見知らぬ業者からのものであれば、徹底して無視するのが賢明です。ただし、現在契約中の業者からであれば、重要な連絡の可能性もありますので、折り返すことを検討しましょう。幸い、0800番号はフリーダイヤルなので、通話料金の心配はありません。

0800番号の着信に遭遇した場合、営業トークに無駄に時間を取られずに済むよう、上記の対処法を活用してください。